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先週末、北九州市の福祉×ICTイベントに登壇してまいりました。
東京から介護×ICTのプロである竹下康平さんをお招きしてのイベント。私は北九州の特別養護老人ホーム施設長中村さん、福祉用具プラザの櫻木さんと共にコメンテーターとして登壇。それぞれの立場で介護ロボットも含めた福祉×ICTの話を熱く語りました。
福祉施設のスタッフはICT用語がよくわからないし、IT業界の人間は福祉用語がよくわからない。しかし今後は、それぞれがお互いを必要とする可能性が大なのです。そういった意味でも、後半のワークショップではIT系の参加者と福祉系の参加者がチームになって意見交換&チーム発表。今の業界の問題点・課題点をあぶり出し、各チームが今後コラボできそうな企画を発表されました。
私も一昨年、デイサービスを立ち上げた知人から「紹介されるがままに介護システムを80万で購入したけれど、ケアマネさん全員から使いづらいって言われて…」とご相談を受けた事があります。見ればパッケージソフトで、入力インターフェイスと出力帳票の繋がりが分かりづらい非直感的なシステムでした。これならFileMakerで自前で作ったほうが…とは思いましたが、度々の法改正によるマスタメンテ等考えると、私の手に余る案件にて関与できなかった思い出があります。
この件はほんの一例ですが、今回のセミナーに来られていた人の話を聞くと、福祉業界にはもっとICTに詳しい人が入り込んでおく必要がありそうです。でないと、システム会社からボラれる時代がまだまだ続きます…(ボラれた上に、結局使えずゴミと化すシステムも沢山(^_^;)
かと言って、福祉施設がそれだけのためにICTに詳しい人を雇用するのは非効率だと思われます。よって、IT業界の人材を上手く活用して頂くのがベストであるという結論に至った今回のイベントでした。
余談ですが、大分県竹田市の某総合病院に、先述のFileMakerを使ってどんどん院内IT改革を行なっている方がいらっしゃいます。(弊社教室の生徒出席管理システムも作って頂きました!)
このような人材が活躍できる仕組み、そして窓口があったらいいなぁと思う今日この頃です(*^ ^*)